美大の試験は何をやるのか -実技と学科 時間と課題内容-
実技と学科の試験
美大の試験は、大きく2つの試験で構成されています。それが「実技試験」と「学科試験」です。
実技試験では「デッサン」と「デザイン(平面構成)」、学科試験では「国語」と「英語」の試験がそれぞれ課されます。ですので、合計4つの試験で合否を決めると考えてください。
■ 実技試験は各150点満点。
試験時間は大学ごとに異なりますが、それぞれ3時間もしくは5時間が一般的です。
デッサンは、簡単に言えば鉛筆で描いた絵です。
試験場にものが置かれていたり、配られたりして、「これを描きなさい」という問題文が出されます。
デザイン(平面構成)は、絵の具でカラフルに描いた絵です。
配られたものや、あるテーマに従ってイメージなどを視覚化します。水彩のようににじませたりはせず、色の面をカッチリ分けて平面的に画面を塗ります。ポカリスエットのパッケージのように、青は青!白は白!とハッキリさせるのです。
■ 学科試験は各100点満点。
試験時間は、国語が1.5時間。英語は1時間が一般的。
国語の出題範囲は、近代の歌人・作家などが中心です。それに加えて小論文があるため、少し時間を多くとってあります。
近代の歌人の例を挙げれば、正岡子規、与謝野晶子、齋藤茂吉、宮沢賢治、etc…などがそれにあたります。しかしそれほどヒネったものはなく、せいぜい作品や年代を覚えておけば解けるものばかりです。小論文は、多少作文に近い創作的なものなので、文章の構成をキチンとすれば得点はとれます。
英語は文法や熟語など基本からなる試験で、長文も1ページに収まる程度の長さです。美大の試験だからといって、美術用語が出てくるわけでもありません。一般大の英語の試験と同じく通常の英文をイメージしてください。
なんとなくのイメージはつかめましたか?
美術系の大学ですから、学科の難易度は高くありません。そして同じく美術系の大学である分、実技の評価はキビしいですよ。学科もおろそかにできませんから、学科と実技、バランスよく勉強するのが美大受験のコツです。
上の試験内容は、私立美大トップの武蔵美・多摩美の試験の概要です。ほかの美大も同じような試験方式ですが、得点・制限時間・出題形式などは若干異なってきますので、詳しくは大学ごとの入試要項を調べてみるとよいでしょう。