関東の国立美大と私立美大 -国立と私立。学費と傾向-
国立代表 -東京芸術大学-
美大進学と決めたけれど、美大って何があるのか分からない…。そこで、簡単にどんな美術大学があるのかを見てみましょう!(ここでは関東の美大に焦点を当てて解説いたします)
国立の美大は関東に一つだけあって、「東京芸術大学」が絶対なる倍率を誇り(30.0倍あたりが普通)、東京都JR山手線の上野駅に存在しています。みんなが口にする『ゲイダイ』(芸大)という言葉は、この大学のことです。
国立なので学費が私大に比べ安い(私大は200万あたりだが、芸大は90〜100万程度)のと、
芸術という点でのレベルがとっても高いので、競争率は毎年すさまじいです。レベルだけで言えば、美大のトップです。
この大学は、『個人の作家性をとても重視』する大学です。
ですので、自分の中の創造する力をもっと深めていきたい人にはピッタリなのではないでしょうか。自分の世界であったり表現する力をどこまでも追求できるでしょう。
少し難をいえば、設備の点で私大には劣ることでしょうか。コンピューターの導入が「最前線!」とはいえないことも挙げられますので、広告やCF(CM)、Webなど、映像関係に興味のある方なら、私大を選んだ方がよいといえます。
私立代表 -関東5美大-
私大では関東に5美大と呼ばれる5つの有名な美術大学があります。
武蔵野美術大学 多摩美術大学 東京造形大学 女子美術大学 日本大学-藝術学部
がこれにあたり、
武蔵美(ムサビ) 多摩美(タマビ) 造形(ゾウケイ) 女子美(ジョシビ) 日藝(ニチゲイ)と、このように愛称もつくようです。
私大なので学費は国立よりか高く、この5美大に関しては170〜210万あたりとなります。しかしその分、設備に関しては申し分ないです。少し不便なのは、日藝と女子美1年次杉並キャンパスをのぞいて他の5美大は国分寺や八王子周辺にキャンパスが置かれていることです。物件には困りませんが、もう少し都心に行きたいですよね(笑)
乱暴に国立と私立を見るとすると
芸大が芸術家を育てるとしたら、5美大はデザイナーに近いでしょう(もちろん私大で作家性も養えますが)。就職や最新のビジネスの流れに乗るとしたなら、私大の方が優勢な傾向にあるようです。とくに、武蔵美、多摩美は(本質的な高い実力もさることながら)単純にブランドの力があり、現実的に環境の面でも差があります。コンピューターを使った授業はどんどん確立していっていますし、それが表現を拡げるだけでなく、職場で対応できることにもつながると思います。
私大内でのレベルとしては武蔵美、多摩美が同率でダントツトップにあり、後続して造形 女子美 日藝と続くのが一般的な構図です。しかし、力を入れている学科、専攻などありますので一概には言えません。
余談ですが、芸大の実技試験のデッサンは5美大に比べハードルはかなり高いです。なぜなら芸大の学科試験は、ほとんど加味されることがありません。自然と実技のウェイトがグンと上がるのです。それを見ると、私大のデッサンは学科も重視するせいもあり、それほど高くはないといえます。